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魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11) (カッパ・ノベルス)

　何年ぶりに出たんだよ。アルスラーン。
　コレが出ているという話を聞いて本屋３件も回って探しました。

　その前の本が残っていないので何がなんだかわからないorz
　んでもって表紙も挿絵も天野喜孝さんじゃないんだよな。

　ファランギースの外見に限らないですが、登場人物の内の女性キャラの絵はマジで天野さんの画風でしか想像できません。絶世の美人とか。
　アルスラーン本人のイメージも天野さん風の色白の少年のようなイメージだしなぁ。
　丹野忍という人の絵ですけどきれいなんだけどねー。

　ともかく内容ですが、三つの話が同時に進行していて、しかも全部それ以前に出た妖雲群行の続きの内容で、しかもそれ読んだの何年前だという感じ。
　ギーヴとか出てきても、なんかもうスゲー年取るんじゃないかとか、見えてしまったし。自分が年を取った分相手も年を取ってるんじゃないか、という感覚なのかなぁ。

　んで最近田中芳樹の作品から離れていたせいか懐かしさも感じましたし、なんか文章力の劣化を感じました。
　てかこんなに台詞を続ける文体の人だったっけ？

　台詞ばっかりの小説といったら大好きな笹本祐一作品があげられるわけですが、田中芳樹の作品で台詞の連発を見るとは思わなかったなぁ。
　ちょっとショックだったり。