最近の就職戦線

現在の就職活動の話を聞いて昔とちょっと違うなと思った点。
ま、昔もたくさん応募していけるだけ説明会に行って数うちゃ当たる作戦はあったわけですが、最近はインターネットによるエントリーのしやすさからさらに加速しているみたいですね。
説明会に行ってから、さらに先の面談のための予約をまたインターネットを使わねばならず、その就職支援サイトのなかには携帯電話からではつながらないところもあってiphoneが優勢なんだとか。


あとは、当方愛知県に住んでいるのですが、全国区の企業の説明会が東京大阪福岡だけで、交通費だけでもばかにならないこの現状。
すごいなぁ人が動く一大イベントなんだなぁと実感。
そもそも就職説明会は、新人をとるためでもあるけど同時に企業をみんなに知ってもらう場ですからね、まして地方から金を出して、これから社会人になろうという人たちが見に来てくれるというのだから、力を入れないわけにはいかないですしね。
蛇の道は蛇というか、その筋ん勤めたらその筋の有名企業はわかるけど他はわからない、あるいはその筋の人から見たらそのぱっとしない企業はとんでもなくすばらしい企業・・・そんなのはざらにありますからねぇ。
その一端に触ることができる、実感することができるこの大卒新卒採用のイベントというのは受ける側にもメリットがあるわけですね。


で、今さら感がある話をここに書きますが、就職活動は現在3年生1月あたりから動き始めます。
エントリーシートや履歴書を書かなければなりませんが、その際に自分のアピールポイント、セールスポイントをどうしても必要とします。
その際、あると書けるものといったらまず免許状でしょう。
あ、みんな大好き漢字検定なんかまあ役に立ちませんよ。あれは大学受験まで。一方で英検2級以上は書いてあるといいかもしれませんね。
でも英語といったらTOEICでしょう。
これは、1・3・5・6・7・9・10・11月に開催(受ける際は一カ月半以上前に登録)されるようですから、最低でも3年11月までに受けて良い点をゲットしておく必要はあるでしょう。6000円近くのテストなので安くはないですが。
他には、大学時代にダブルスクールをして簿記なんかを受かっておくことは大切かもしれません。
実は大学の成績も重要。可ばっかり並んでいるようでは、「落とせ」って言ってるようなもんです。ある程度の成績を持っていれば問題ないと思いますが、ある程度以上の名のある大学に行って成績も優秀という触れ込みを持っていれば必然的に目に留まるのも当たり前ですよね。
大学時代の優秀な成績+簿記免許のコンボでもちろん本人の努力もあるのでしょうが大手銀行に受かった猛者を知ってます。大学は・・・一流とは言い難いところでしたね。


ま、大学の成績を気にしない場合にはそれ以上のセールスポイントを要求します。
就職活動用の攻略マニュアルってのは当然売ってるわけですが、この中の自分のセールスポイントについての記述には面白いものがありました。
「大学時代に自分の家に来た人数」か何かをその人は綿密にメモが取ってあって、その時に作った人と人とのつながりは僕の宝ですとかそんな内容とか、「高校時代から大学にかけて」何をやっていた、調べていた、なんていう話とか。
結局のところ、それまでの生活で如何に行動していたか、こそが、証拠は残しにくい自分への糧、および他人へのアピールポイントとなるわけです。
嘘なんかついて書いてもすぐばれる、馬脚を現しますからお勧めしません。
書くつもりなら、大学1年から戦略的に行動できるといいですね。


以上、企業側から見たものではなく、元教え子たちがエントリーシートを苦労して書いている姿を見て、1年後就職活動を考えている人向けの発言でした。
あ、声を大きく出せってさ。面接のときには。


俺は声小さいからその時点でだめだな・・・