http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0002739833.shtml
有吉九段、花道つくった 引退規定、活躍で変更に

 本年度限りでの引退が決まっていた将棋の現役最年長棋士、有吉道夫九段(74)=宝塚市=の活躍が、日本将棋連盟の引退規定を変えた。同九段は、予選を勝ち抜いて新年度開幕のテレビ棋戦に出場することになり、同連盟は24日、3月末だった引退日を「4月以降の棋戦に勝ち残った場合は最終対局日」と決めた。同九段の引退は4月以降となる。

 従来は引退となっても、その年度内に予選がある棋戦で勝ち進めば、4月以降も「引退している棋士」として指すことができた。連盟内には「引退の日付が分かりづらい」との声があったが、こうした例は異例だった。

 なるほど、従来の規定だと「引退棋士」がNHK杯その他で将棋を指す形になったわけだな。
 今回の規定変更で、悪い言葉でいえば「負けた時が引退の日」(NHK杯では放映日)となったわけだ。
 だから現役棋士として棋戦に参加だそうだ。


 で、2chで拾った情報によると河口俊彦七段が2002年引退した際、3月31日で引退、竜王戦の予選の残留決定戦で最終局7月3日ということがあったなど、前例はあったみたいだ。
 ま、それを鑑みての規定変更というところなのかな。


 竜王戦の予選に関しては、有吉九段がそれにも関わると最終局としての残留決定戦が9月ぐらいになるかもとの話もあって、いろいろとまだ論議を呼びそうな雰囲気かな。