実力が付いた

 勉強が「全然」出来なくて、でも、本人はやる気があるけどやり方が悪いのかなかなか成績が上がらない・・・


 実はこういう子って多いように見えて結構少ないです。
 成績が悪いと悩むことはよくあります。
 でもそれはある程度以上の実力を既に得ている場合が多い。
 目指している成績に届かない、という意味で苦しんでいる子はよく見ますが、文字通り「全然出来ない」で、成績も上がらない子であり、なおかつやる気がある子、というのはなかなか見つけられません。


 そういう子がいたのでこの夏休み、昼から夜までのんびりですが付きっきりで、一つ一つ説明してあげたら、そのときに上がった成果は微々たるものですが、その後別にこちらが何をしなくても、にょきにょきと伸びていっているみたいです。
 昔の芸術家などが、「子どもは恐ろしい」とそのセンスに驚愕したと言いますけど、子どもであるときの能力ってのはホント侮れませんね。


 中学1年生の子相手、アルファベットは書けるけどローマ字は書けない、カタカナが苦手、漢字も殆ど覚えていない。


 こういうレベルから、今後どこまで伸びるのかが楽しみです。


 ああ、やったことですが、横について、社会の本を読んでその内容を一緒にまとめて書かせて、英語は最終的には20文ぐらい教科書に書いてある内容を覚えさせただけです。
 すごく簡単なことだと思うかもしれませんが、勉強のやり方の基本を教えるためですし、それで良いんですよね。


 高校入試までに真ん中ぐらいの成績まで行けるか、それが今後の課題でしょうね。」