カシオ計算機(株) 電子辞書XD-ST4800 【英語リスニング試験対応】


コレを買ってきた。おれ34000円も出して買ったというのに・・・


 電子辞書は3台目、1号機は未だ現役のSHARPのマルチ機種。決め手になったのは古語辞典と英英辞典が入っていること。
当時この二つを網羅する機種がそれしかなかったのでそれを買いました。でも漢字辞書が簡易版で使い物にならなかったのが悔しい。2号機もSHARPのハイエンド機種。直後にカラー液晶が出ましたが、辞書の数は群を抜いており脳トレが最初に入った機種付近だと思います。
 でもどうやら盗まれました。orz


 そして今回は受験用に特化した辞書。別に金に糸目を付けるつもりはなかったのでハイエンドの奴を買ってこようと思いましたが職業上必要な機能がいくつも付いており、しかも他のどの機種にもない特徴として存在していたのでコレに決めました。やはりSHARPの奴を買おうか迷ったのですが・・・


 カシオは学校で使う電子辞書のシェア率は高いらしく、高校生以降が買う電子辞書はたいていカシオです。だから操作方法も知っていた分選ぶ対象にはなっていましたが、最初に買った電子辞書の多彩さのイメージが強くあってシャープ以外を今までは選ばなかったのですが、今回はこれ。実際買うメーカーを自分が変えるのは珍しく、結局自分で買うパソコンはいつも同じメーカーNECを買ってますし、ホント異例のことでしたが、コレはちょっと驚きの世界でした。


 パソコンに繋げる


 たかがその程度の話なので、SDメモリーは新しい辞書の増設程度だと思っていたらさにあらず・・・、インターネットからコンテンツをダウンロードできるんですねぇ・・・前に買った辞書が1年前ですから、それに比べてそんな違いが生まれているとは思いも寄りませんでした。


 なるほどね、コンテンツダウンロードか。
 でもそんな大したことはないだろう・・・
 いや、とんでもなかった。


 まず週間ST連載、なんか9月で終わってますが汗、この英語のコンテンツがすばらしい。時事ネタをやっているんだろうと思ったら、時事ネタどころかふんだんにアメリカンジョークを含めた文章・・・訳も完備していてびっくり。SARSに関する英文があったので読んでみたら(発音をさせていましたがもちろんそれを聞き取るする能力は俺にはないw)、マイケルジャクソンが出てくる。

 「最近マスクをかけているのをよく見かけるんだけど」
 「あれか、マイケルジャクソンのファンの裁判への抗議じゃね?」
 ・・・

 辞書でこんな文章を読むことになるとは思いませんでした。


 他にも日本語能力テストも面白い。


 あと、なんといっても青空文庫の文章が殆ど無尽蔵にこの中に入れられることですね。コレによって電子ブックの機能を満たしてしまっています。
 今いわゆる名作という奴、宮沢賢治を10編、夏目漱石中島敦などいろいろ入れています。コーカサスの鷹だとかいう文章をタイトルだけで入れて読みましたが・・・なんじゃこりゃって話でw
 特に中島敦の文章は根性入れて読まなければならない分楽しいのがなにより。
 ただ、ファイル名に凝れないことと、縦書きの文章に直せないところがこの手の小説を読むときに辛いところですね汗。縦書き機能が付いていたらもう悪魔のような辞書でした。


 本体の能力に目を向ければ、あらゆる英文を発音させることが出来、ドイツ語フランス語スペイン語イタリア語あたりも可能。英文を強引にドイツ語読みさせるという「遊び」も出来る。いやはや最近の辞書は驚くほど進化しています・・・2年前とは比べものにならないと改めて実感しました。発音機能なんか無くてもいいやと思っていましたが・・・なめていました。


 受験生用の機能に目を向けると、まず必ず必要だと最低条件にしていたものが理科系の辞典と日本史世界史事典、これは暇つぶしもいいですし、センター試験を前にした子達にとってもいい刺激になる模様、とくに日本史世界史辞書ね。理科の事典はインターネットがあればいいと言うのもありますが、辞書としてあるのは心強い。じつは受験生用の辞書を選ぶ時に最後の選択肢として決め手が、現代社会テーマという項目でして、センター試験現代社会を選ぶ子って結構多いんですよね。そのフォローとして一通りのことが書いてあって結構面白かったのが決め手。密かに最初は買う気がなかったので、以前1時間ぐらいかけて販売店で全部読んだのですがw


 英語ターゲットもいい。センターリスニング対策も面白い。まさか百人一首を読ませることが出来るとは思わなかった。


 ひたすらハイエンドしか見ていませんでしたが、受験生用の勉強への活用のしやすさは目を見張るものがありますので、ご参考のほど。