のだめカンタービレ第4話

 すげー!!
 かなり感動できた。


 まさか1時間でこれほどの完成度の話を創りきるとは思いませんでした。
 テーマがあって、それを派生させ、山あり谷ありで、最後の昇華させる・・・1時間でもう見事。


 この場合、テーマとは千秋の指揮によってSオケがうまく演奏できるかどうか。
 Sオケ連中は自分勝手とか、奇抜なものを好む性質にあるがゆえに、端々までキチンとした演奏を目指した千秋の目標とは大きくかけ離れる。
 そしてSオケ連中は連中なりに劣等生扱いであったがゆえに、寝技でAオケに対抗することを模索したりしているわけで、「正統な」ものを求めた千秋の考えとは当然歯車が合わない。
 千秋の厳しい指摘に対抗するためにSオケのメンバーは総出で曲を完璧に弾けるように練習する。
 千秋は千秋で、「正統な」指揮をするために楽譜とのにらみ合いをする。
 練習に練習を重ねて、千秋の好む「正統な」演奏をできるようになるも、それは指揮を見ているからではない、各自が技術を習得して一通り引けるようになったからであって、それはオーケストラではなかった。
 指揮などいらない演奏、そこでオーケストラを何度も聴いていたのだめのピアノ演奏を聴いて千秋が気づき・・・


 最後は大団円。正直一本の映画を見たような流れですね。


 あれ?のだめがあんまり活躍していないように見えますが・・・当分の間、千秋が主役なのは漫画どおり。
 (・・・のだめが主人公らしく活躍したときって・・・あったか?汗)
 それはともかく、ここまではマスコット的な扱いで話の主導をにない、千秋にぼこぼこにされるも・・・ってyoutubeで殴られるシーンのまとめを見たけど、それよりも長く多く千秋に吹っ飛ばされるシーンがあったのはw
 でもここぞというところでのだめのピアノが光り、千秋を変えていったのは間違いなし、最後のキスシーンは俺には恥ずかしくって厳しかったが、いいシーンではありました。
 合間にコタツエピソード、オリジナルアニメを組み込み、いやよくできていましたともさ。


 あと、さいごのSオケの演奏のアクションは・・・あれマジでできるのか?漫画で見たときより数倍インパクトがありました。


 次はラフマニノフか。しかも予告編を見る限り最後までやる気だな・・・


 バッシングはどこへやら、これは間違いなく面白いドラマですね。