荒れた中学校

 何?校舎の中を毎日のように原付が通り過ぎていくってスクールウォーズですか?


 世の中嘘のようなホントはあるようで、校舎内に走り込んだこともあるし、校庭を走るなんて日常茶飯事な学校があるようです。
 いろんな意味で終わっている気がしますが、そこに通う生徒がかわいそうだと思う反面、そんな中でぬくぬくいるもんだから、すっかりだらけた子達を見ているといらだちを感じざるを得ません。


 普通荒れている、というと、まあとにかく生意気で言うことを聞かない、というか、ある意味社会の構造を知っていて、でかい態度で動く不良に難儀する、というのが普通の構造だとは思います。
 しかし、少なくとも自分が見ている生徒達の問題は、まず徹底的な子どもで判断力がなく無気力、学校で授業が成立しないのをいいことに授業中寝まくっているとかそういう無気力の固まりを感じます。
 この無気力というのは非常に厄介で、競走に勝とうとか自らを鍛錬しようという動機付けにほど遠く、勉学全般は言うに及ばずとにかく、様々な問題を理解しようと言う気もないために、「?」と様々な疑問を付加しても「いい加減に」答えるだけで解答だと思っている、そしてそれを許してしまう世界を作っています。


 子ども、判断力がないのは仕方ないにしてもそれにくわえてあらゆるモノに対する意欲がないのは、学習能力が高い時期にある人間にとっては致命的。
 学習をしないタイミングが違うので厳密には違うのですが、チャウシェスクの子ども達がどんどん生成されているように見えてものすごく怖いことであります。


 少しずつですが、自らを鍛える喜びがわかり始めている子もいるので、その子達を牽引力に学習能力向上を図るしかないんでしょうね。