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この木曜の夜ですが、なんか教育から現代社会の話まで大激論を交わしました。
もちろんリアルで。
その内容もなかなかひょっとな話題があったモンですが、インターネット、こと2チャンネルに対する、自称知識人の認識がものすごく甘いのに、もう失笑を禁じ得なかった。
いわゆる
「2ちゃんねるをみたら、ばーかばーかアホアホばかり書いてある」
「まともに議論をしようと書き込んでみても、言葉の定義が違うので話がそれてしまう」
「僕は顔の見える会話はしますよ。外国の方とのチャットは楽しい」
「一方2チャンネルは顔の見えない相手であるし、そこに書いてある情報の信憑性が疑わしい」
「名前を書かずに相手を非難していて勝手なことばかり書いている」
・・・
どうでしょう?
2チャンネルに対する非難ていう非難を片っ端から聞いてしまいましたとも。
もちろん本人が自称知識人を僭称してはいませんが、しかしそこに現れるこのコメントの数々は、2ちゃんねるの浅薄な部分や、悪い部分にのみ目を向けて全貌を把握していないで、まさに正義づらし俺が卑しいといったものは当然卑しいと断罪するえせ知識人そのもの。
順番に考えてみましょうか。
「2ちゃんねるをみたら、ばーかばーかアホアホばかり書いてある」
その通りですなw
前に占いの話があったのでちょっと書き込んだら、ワシに発言に向かって、
「占いの結果、おまえ死亡」
とかかかれちゃって、株やってて運気を大切にしてしまっている現在かなり凹んだっけw
でも、それと同様に有意義な話はあるんですけどねぇ。特徴的な部分のみをかいつまんで全体をみれない典型的な偏狭な解釈としか言いようがない。
「まともに議論をしようと書き込んでみても、言葉の定義が違うので話がそれてしまう」
俺名前公表した状態で、niftyのパソコン通信で死ぬほど議論しましたけど・・・話がそれることなんてしょっちゅうでしたよ。
むしろインターネットあるいはメールによるマジ議論の方法論の問題だと思われますね。
下手な奴では、少なくとも2chなどの掲示板では有意義な情報は得られないでしょう。なに、単なる未熟なだけの問題。
「僕は顔の見える会話はしますよ。外国の方とのチャットは楽しい」
「一方2チャンネルは顔の見えない相手であるし、そこに書いてある情報の信憑性が疑わしい」
匿名掲示板と名前見せての掲示板では自ずと違ってくるところはあります。
特に相手をやりこめようとする場合に匿名掲示板では無理なんですなw
信憑性に関しては、もうね。
「一般の人は新聞とテレビで情報を得る・・・」って話をしたら「新聞やテレビは・・・」と非難めいたコメントを言おうとしていました。
じゃあ何が信憑性あるんでしょうかね。まさか週刊誌じゃないでしょう。
そして2chにおける情報の信憑性に関してはそもそも、怪しいというか鵜呑みにして信じることも間違いですし、すべてを受け入れないことも間違い。
中には限りなく有用な情報があり、あそこでなければ得られない話は山ほどある。
マスコミの報道が偏向していることを考えれば、2chの話が偏向するのも仕方のないこと、それを一方的に非難するのはやっぱ一面的にだけしか見ていない証拠でしかない。
話にならない。
「名前を書かずに相手を非難していて勝手なことばかり書いている」
そういう点はもちろん大きい。
でも、そんなの、いつものことでしょ、一般人のお門違いの批判、週刊誌雑誌新聞テレビどれだってそう・・・
とはいえ、2ちゃんねるの良さなんかを本当は語ったんですが、それで相手も2チャンネルを見始めたりするのはなんかうっとうしいのでこれ以上はほめないつもり。
限られた情報で限られた「正しい」情報のみで判断するのが、一般知識人のよりどころになるんじゃないのかと思いました。
たとえば最近でも
http://www8.atwiki.jp/denkianzen/
電気用品安全法の大議論は2ちゃんねる無かったら、末端の俺にまで情報は得られなかったなぜか未だに公共の報道では見たことがないスゲー話だと思いますがねぇ。
少なくとも俺の頭では、ジーンズ屋の話や、税務署の話、会社の資産の話まで頭は回らなかった。
それだけでも有意義なところだと思うのですがね。